平屋の間取りを考えるうえで注意したいポイント

廊下はなるべく短くする

平屋の場合はバリアフリーにしやすいというメリットもあるため、老後の終の棲家として平屋を検討している方も多いでしょう。年をとっても暮らしやすい家にするためには、足が多少悪くなっても移動しやすいように廊下に手すりを設置し、廊下の幅に余裕をもたせて車椅子でも通りやすいようにする、といった工夫が必要です。幅が広くて長い廊下があると居住スペースが狭くなってしまうので、できるだけ廊下を短くできるような間取りにしましょう。

プライベートな空間を来客に見せないようにする

平屋では寝室や子供部屋といったプライベートな空間も1階に配置することになるので、来客にそういったスペースをあまり見られたくない場合は間取りにも工夫が必要です。客間の入り口は玄関ホールから直接入れる位置にすると、リビングなども含めて家族の生活空間を来客に見せないようにすることができます。

風の通り道を確保する

平屋には2階がないので、1階だけで風が家の中を通り抜けられる位置に窓を配置しておかないと、風通しが悪くなってしまいます。ただし窓を設置することで外から家の中を見られやすくなってしまうため、フェンスや植栽で目隠しすることも合わせて検討しましょう。

防犯対策は入念に

平屋には1階しかないので、家の中から外へ出やすい反面、窓を割れば全ての部屋に外から直接侵入できてしまいます。防犯用のセンサーや監視カメラなど、いろいろなグッズを活用して入念に防犯対策をおこないましょう。