2025年には介護難民が43万人になると予想されていますがその理由とはどのようなものなのでしょうか?また自宅介護がしやすい間取りについて解説します。

2025年には介護難民が43万人に

介護難民が増えると予想される2025年には介護難民が43万人になるといわれています。団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になるため急激な高齢化に対し介護制度の対応が追いつかないのがその理由です。特に首都圏においては医療機関や高齢者施設のベッド数が足りず介護難民になる人が増えるでしょう。

自宅介護に備えよう!間取りの3つのポイント

医療機関や高齢者施設に入所出来ない場合には自宅で介護をすることになります。自宅介護に備えて準備したいものに自宅の間取りを変更することが挙げられます。どのような間取りにすると自宅介護がしやすくなるのか紹介します。

段差のないバリアフリー設計

車椅子での移動を想定して高齢者の居室から自宅敷地までの段差をなくすためにバリアフリー設計をすると良いでしょう。自宅内のみならず医療機関や高齢者施設に通所するために車までの動線がバリアフリー設計になっていると介助者の負担が少なくなります。

訪問サービスに対応したリフォーム

高齢者の自宅介護には訪問サービスがあり自宅で入浴をさせてもらえるサービスもあります。福祉機器を使用することも想定し、自宅の浴室や浴槽が狭すぎるなど介助者による入浴がしづらい場合には訪問サービスに対応したリフォームをすると良いでしょう。

プライバシーに配慮した間取りにする

介護が必要な高齢者が家族と同居している場合にはプライバシーに配慮した間取りが必要です。訪問サービスを受けるときに必要以上に家族の生活スペースに立ち入らないような工夫が欲しいところです。高齢者の居室から玄関まで最短距離で移動出来るように高齢者の居室を玄関脇に移動させることや勝手口を設けるなど家族の生活空間と訪問サービスの動線が重ならないような配置が望ましいでしょう。