第11位 外部とのちょうど良い距離を保つ家

せっかく一戸建てに住むのなら、庭がほしいところ。でも、周囲の環境によっては、プライバシーが気になることもあります。そのような場合には、中庭のある平屋にするのはいかがでしょうか。

引用:SUVACO

こちらの家は田畑の中にあって遮るものがないため、ともすれば丸見えになってしまいます。また、隣家へと続く通路も迫っています。そこで、隣家との境界に高い塀や植栽が施しました。上の外観写真からも、中の様子が見えないのがわかりますね。

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一歩家の中に入れば、この通り。くつろぎの空間が広がっています。板塀がプライバシーを守る役割を果たしながらも、重苦しさを感じさせません。薪ストーブのある広い土間が屋外と屋内をつなぎ、安心できる開放感を生み出します。ストーブの上に鍋を置いてじっくり調理するのも、時間的に余裕のある老後ならではの楽しみ方ですね。

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リビングの壁には、耐火性・吸水性に富む大谷石が施されていて、見た目にも印象的。また、テレビボードはキャットウォークも兼ねています。

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中庭には、猫が脱走しないように木格子が取り付けられており、安心してペットとの生活を楽しむことができます。足元には、猫が出入りできるアーチ型のトンネルも。

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周りの視線を気にすることなく安心してくつろげるけれども、引きこもってしまうこともない。保守的になってしまいがちな老後には、このような「外部とのちょうどいい距離感」が保てると良いですね。