間取りの大きさの目安

自分で間取りを考えると言ってもドアや窓を始め、家の材料となる建材には基準となる数字がありますので適当な数字を入れていくと特注になったり建材のロスが出たりして建築コストが跳ね上がります。日本の建築は古来の寸尺法をベースに「一間(いっけん)」=181.82cmが基準となります。大体180cmをベースになっていると考えると良いでしょう。  1帖(畳)=180cm × 90cm =1.62㎡  1坪   =180cm × 180cm =3.24㎡ 部屋や設備に必要なスペースは目安としてこんな感じです。
設備名目安となる最小の広さ
トイレ1畳 180cm×90cm
お風呂1.5畳 180cm×135cm
脱衣所1畳 180cm×90cm
洗面所1畳 180cm×90cm
キッチン(調理スペースのみ)4.5畳 200cm×360cm
キッチン+ダイニング・リビング
(調理スペースと居間部分を繋げる形)
10畳 360cm×450cm~16畳360cm×720cm
キッチンを独立させてダイニングと
兼用のリビングのみとする場合は
最低8畳以上がおすすめです。
個室6畳 360×270~
4畳半は用途が限られてくるので注意が必要です。
和式布団を使う寝室にする場合は
6畳以上+収納という風に考えます。
収納延床面積に対して10%程度は確保するのが望ましい
玄関3畳 180cm×270cm 
ポーチ2畳 180cm×180cm
廊下幅の広さ 90cm
実際に家を建てる段階になると真四角なスペースを切り貼りするように各部屋を配置する事はできませんので長細い部屋や変形スペースも出て来ますが、その場所を使うのに最低限必要な面積を把握してそれより狭くならないように図面を引くと良いでしょう。どうしてもスペースがこれ以下になる場合は収納や設備に工夫が必要となってきますので設計士さんに相談してみましょう。また、将来的にはバリアフリーを考えている場合、廊下が最低限の幅では何かと不便です。車椅子が通れるくらいの幅や取り回しを考えておいた方が安全です。