平屋に住んでよかった?後悔した?

平屋に住むのは実際にはどのようなものなのでしょう。実際に平屋に住む30代、40代、50代の3世代の方にお話を聞き、平屋のメリットとデメリットを調査いたしました。

平屋に住むメリットとデメリットとは

年代によって感想は大きく違うものでしょうか。

<30代> 平屋を購入して良かった点は、家族が集まる場所が決まっていて、階段の上り下りがないのでとても楽なところです。悪いところについては、敷地面積に対して部屋数を増やせないことです。家族が増えると一気に狭くなるデメリットがあります。

<40代> 平屋を購入して良かったのは、やはり上下の上り下りがないことです。また、お風呂、洗濯機がある水場から、洗濯物をほすウッドデッキの導線がスッキリしていて気に入っています。悪い点は、二階がないので、狭いことです。

<50代> 階段がないため、上り下りをしなくても、部屋から部屋へ移動できるので楽な生活ができる。バリヤフリーにしたので段差がなく、車いすでもスムーズに移動できる。部屋数がやはり少なく、2階部分にも部屋を作ればと後悔している。

まとめ

年代を問わず平屋は部屋の数や同じ敷地面積でも狭さを感じることが多い分、階段の上り下りがなくていいのは老後に備えたバリアフリーを考えても、毎日の生活を考えても、とても楽だと感じるようです。

平屋購入時の資金はどう工面した?

若い年代であればあるほど貯金は少なくローンは組みやすく、高い年代であればあるほど貯金が多い代わりにローンを組みにくそうではありますが、実際に平屋を購入した方々はどのように費用を工面し購入に至れたのでしょうか。

<30代> 費用は初期費用とローンを組み合わせて購入しました。購入した平屋はどちらかというとセカンドハウス的な感じでしたので、あまりローン残高を増やしたくないので、数年かけて現金を貯めました。「夢貯金」として財形貯蓄などの定期貯金を活用しました。

<40代> 費用については、アパートの賃貸住宅に住んでいた際に、妻と共働きでコツコツ貯めたのを頭金として、残りは住宅ローンを組みました。割合は、ちょうど半額を頭金として住宅ローンをくめたので、比較的楽に返済できています。

<50代> 会社の社宅に入っていたため家賃が安く、貯金ができたので、借り入れすることなく費用を工面できた。退職時には社宅を出なければいけないので、それまでと思い貯金に力を入れた。工務店からは2階建てのほうが坪単価が安くなると言われたが、貯金内で平屋の費用をまかなえた。

まとめ

やはり年代が上がるにつれ貯蓄額は多くなる傾向にあり、それにより住宅ローンの借入額を減らすもしくは現金一括で購入するといったことができるようです。すべてを住宅ローンでまかなっている方は、今回お話を伺った方の中にはいませんでしたが、審査に通れば頭金なしで購入することも可能ではあります。しかしながら、毎月の返済に負担が多くのしかかるため、貯蓄をしておく方が安全でしょう。

もっとこうしておけば…ちょっと後悔した点

実際に住んでみると、「もっとこう設計しておけば」とやや後悔してしまう点も見えてくるようです。

<30代> 純平屋にしてしまったので、天井空間を上手に活用したロフトを作れば良かったと少し後悔しています。また、お手入れのことを考えて全て洋室にしてしまったので、やっぱり1室だけでも和室にしておけば良かったと思っています。

<40代> 二階が無いために、想定以上に狭く感じるので、もう少し広い土地を購入すべきでした。具体的には、私達が生活するスペースは問題ないのですが、収納スペースの考慮が足りていませんでした。屋根裏の収納を検討すべきだったと思います。

<50代> 土地をより広く購入し、部屋数を多くしておけばよいと思っている。土地が平坦でないので、一部床面より低い土地があり、もったいないと感じている。収納スペースの不足を感じるので、かべを利用した収納スペースを確保すれば良かったと感じている。

まとめ

後悔した点はどの世代も共通して、思っていたよりも狭く感じることがあるようです。また平屋では上に高く建築していくことがないため、同じ建坪でも床面積が狭く、それに伴い部屋数は十分に確保できたとしても、収納スペースが不足する、収納スペースを増やそうとすれば部屋数が不足する、という点で平屋のデメリットを感じやすいと言えます。