老後の人生設計を見誤ると家賃を支払うために老後破産をすることがあります。一生賃貸住宅に住む場合の老後の家賃問題の対処法と老後破産するケースを紹介します。
家賃で老後破産してしまう3つのケースとは?
一生涯賃貸住宅で暮らす人が増えているなか、老後設計を見誤ると家賃で老後破産してしまうケースもあります。賃貸住宅派、持ち家派の老後破産してしまう原因を紹介します。
収入の減少で家賃が支払えない
今までの給与額で老後の人生設計を立てていても突然のリストラや企業の倒産、中高年期を迎えてからの給与の減少などで家賃が支払えなくなるケースがあります。ボーナスが支払われないなど不測の事態がある場合には老後の人生設計が狂ってしまい家賃を支払うことが出来ず老後破産をすることもあります。
持ち家の住宅ローンの支払いが終わらない
定年退職までに住宅ローンの支払いが終わらない場合も老後破産してしまう可能性があります。退職金を見込んで住宅ローンを組んだのに思ったよりも退職金が少なく一括返済をすることが出来なくなることもあります。
老後の家賃問題を乗り越えるには?
住まいを決めるときに賃貸住宅と持ち家のどちらが良いのかということは各家庭の事情により異なりますが、持ち家と賃貸住宅にはそれぞれのメリットとデメリットがあります。持ち家のメリットは将来の資産になることでデメリットは維持費がかかるという点です。賃貸住宅のメリットには住み替えが気軽に出来るということがあり、デメリットには一生涯家賃がかかるということがあります。
生涯賃貸住宅に住む人が支払う家賃には平均余命に家賃を掛けた金額が必要です。月額10万円の家賃であれば65歳で定年退職をした残りの平均余命が20年と仮定した場合、2400万円かかります。家賃など老後に必要な貯蓄を十分にすることが老後破産を乗り越える対処法になります。