お得なのはリフォーム? 建て替え?

古くなった平屋はリフォームと建て替え、どちらの方がお得なのでしょう。今回は双方のメリットとデメリット、また相場を踏まえながらどちらの方がお得か解説していきます。

平屋リフォームと建て替えの相場

平屋のリフォームや建て替えの相場は、どのような工事を行うのか、またどれほどの広さなのかなどさまざまな条件によって異なりますが、リフォームであれば300~2,000万円、建て替えだと1,000~4,000万円ほどが相場と言われています。

参照:住友不動産のリフォーム

やはり建て替えは、すでにある平屋をリフォームするだけとは違いすでにある家の除去作業も必要であるため、高額になりやすいようですね。

リフォームのメリットとデメリット

メリット

リフォームのメリットは相場でお話ししたとおり、安く済むことです。さらに建て替えと比べても工期は短く済み、工事内容や天候にも左右はされますが、およそ1か月程度でリフォームが完了します。さらに工事する場所によってはできない期間もありますが、リフォーム工事中も、音や臭いを我慢さえすれば住み続けることが可能で、別の家やホテルを借りる費用抑制にもなります。

デメリット

リフォームのデメリットは、既存の建物の構造を大きく変更することは、建築の安全性確保の観点からできるものではないため、見違えるような変化を作ることが難しいことです。ちょっとした吹き抜けやロフトを作ることならばできる場合もありますが、柱を切らなければどう考えてもできない「柱の邪魔もない大きな1つの部屋にして欲しい」といった要望はなかなか通りません。

建て替えのメリットとデメリット

メリット

建て替えをする際には、既存の家とはまったく別の新しい家を建てることになるため、いまの家の気に入らない部分を参考に、より自分たち好みな、また今後の生活に便利な家にしやすい点が挙げられます。

デメリット

相場が高いのはもちろんのことですが、いまある家をいったん取り壊し、がれきを取り除いてから新しい家を建てていくことになるため、半年近くの工期が必要となります。またその間は、アパートやマンション暮らしを余儀なくされるため、短期間だけ貸してくれる家を探す手間があります。ホテル暮らしという選択をしてしまったら、1人1泊1万円でも、家族3人いたとしたら1日3万円、180日間宿泊したと仮定すると540万円もホテル代が必要ですので、アパートやマンション暮らしを選択するのが無難ですね。

いっときの集合住宅暮らしも嫌なのであれば、建て替えは非常に厳しいと言わざるを得ないです。